涙のバレーボール2
春高バレー県大会!その日の僕は絶好調でした、ジャンプ力、肩、動体視力どれも申し分ないコンディション状態!市立船橋とやるのが楽しみだ!
第1回戦1セット目、調子よく点数を重ねていく我がバレー部、もう僕は信じていました、今日の僕達なら奇跡を起こせるかも!
試合は順調に進み7対3とリード!そしてこちらのサーブ権です!サーブを打つチームメイト!相手チームがレシーブ、トス、スパイク!スパイクをレシーブする我がチーム、キレイにセッターに返りトス!その時僕が選んだ攻撃はAクイックを囮に使う時間差攻撃!2枚付くブロック!しかし相手ブロックの隙間が面白いように見えそこに打ち込みます、バシッ!ビューティフルに決まる僕のスパイク!よしっ8対3だ!
と思った瞬間でした、着地した時、Aクイックに飛んでた味方選手の足の上に落ちてしまったのです。
「グキッ」ものすごい音!足首をあさっての方向におもいっきり捻る僕、そのまま倒れ込み痛みと戦います、もう声も出ません、ただただウーウーとしか発せられない。
何分間かその状態が続きなんとか正気に戻ります、そして控えの選手(キャプテン)と代わり、夢へのコートを離れます。
僕は捻挫はしょっちゅうやってたのでこの怪我がどのレベルかは大体分かりました!全治3ヶ月ぐらいかな!今までの捻挫とは訳が違う、下手したら靭帯断裂や骨折しててもおかしくないぐらいの衝撃と痛み、そして風船のように膨れ上がった足首。
僕の春高バレー挑戦は終わりました!もうわんわん狂ったように泣きたい、でもまだ我がバレー部は戦ってるんだ、どこまで行けるか見届けないと!
しかし流れは変わっていました!あっという間に逆転され暗雲立ち込める我がバレー部、高校バレーにおいてエースが居ないというのは致命傷です、すべての攻撃がうまく機能しなくなってしまうからです。それでも実力的には3回戦の市船までは行っていいはず、僕は足首を氷に浸けながら精一杯応援しました。
試合終了!我がバレー部は1回戦で負けました。
信じられなかった、あんなに練習してあんなに頑張ったのにこんなにあっさり終わってしまうのかと。
日々の練習・夏休み冬休みに何度も行った合宿・頻繁に行った他校との練習試合・他県にも行きたくさん戦った対外試合、それらが走馬灯のように流れます。
僕は悔しくて悔しくて涙が溢れてきました、でもみんなの前では泣けない、なんとか堪えて顧問の話しを聞きます「この悔しさを総体(高校最後の大会)にぶつけろ!」そんな言葉は僕の耳には届いていませんでした!僕が捻挫なんかしてしまって・・・もう涙を抑えることはできない。顧問の話しが終わり耐え切れない僕はビッコを引きながら速攻で体育館裏の草むらに行き野グソを始めました。じゃなくてビッコを引きながら2階客席の人が通らない所にいき悔しくて悔しくてわんわん泣いていました。
すると僕と交代で入ったキャプテンとマネージャーが捜しに来ました!そういやこのキャプテン、以前ヤンキー烈風隊に絡まれたとき逃げたな!ふてえやろうだ!なんてわんわん泣きながら思ってたら彼も泣き始めます。
キャプテン「ごめんな、俺の力が足りないから1回戦で負けちまってえんえんえんえんえん」
僕「う、うわーんわんわんわんわんわん」キャプテン「えーんえんえんえんえんえん」僕「わーんわんわんわんわんわん」
ひたすら悔しさを開放する2人!10分後もう涙が出なくなりだいぶ落ち着いた2人は純粋無垢なキラキラした目をパチクリしています。
マネージャーがお疲れ様みたいな感じでポカリを渡してくれました。
グビッ、グビッ、グビッ、グビッ、喉はカラカラでした。
僕「ひっく・・・俺が怪我なんかしちまうから・・・ひっく・・・みんなにめいわ・・ひっく」
キャプテン「ひっく・・・違うよ、俺の力が足り・・ひっく」
「うわーんわんわんわんわんえーんえんえんえんえん」
なにこれっ?女子マネージャーは思ってたことでしょう。どれだけ青春なんだよ気持ち悪っ!みたいな。でも僕達は純粋に悔しくて自然と涙が出てくるのでした。
烈風隊から逃げたときから敵だと思ってたけどやっぱりお前は仲間だ!と彼と分かり合うのです。これから一杯練習してもっともっと強くなろうぜ!と誓いながら。
1ヵ月後、全治2ヶ月と言われた捻挫でしたがもうほとんど痛みも無くなり、やっと練習が始められる感じ。
しかし僕の高校は2週間後に学校行事である10キロマラソン大会があるのです。そんなもんは絶対出たくない!!!
僕は全く痛くない足をまだ痛いことにして2週間練習を休み続ける事にしました。
学校内ではビッコを引き、部活の時間はトレーニングルームに一人篭り足首をグルングルンいわせガシガシ筋トレをする何か基本的におかしい僕。
そしてボールを触らないこと1ヶ月半、見事に念願のマラソン大会を休む事に成功したのでした。
あの涙はなんだったんだろう、キャプテンと交わしたあの約束はどこいったんだろう。
自問自答を繰り返すのですがどうやらマラソン大会の嫌さ加減がすべてを凌駕したんですね。
こわいこわい・・・
これが僕が高校時代に2回おもいっきり泣いた思い出です。
涙を流すなどの喜怒哀楽は精神と肉体のバランスにとても関係しています。涙を流すと心が開放するのです。すなわち心に溜まったものを洗浄してくれるのです。思いっきり泣いたりした後、スッキリするのはこういう作用があるからなんですねえ。みなさんも泣きたいときは他人に嫌がれない程度にいっぱい泣きましょう。
2008年2月15日 朋ボディケア整体院 | 個別ページ






