施術者と騒音問題
僕等の仕事は精神的にも肉体的にも楽にしてあげる仕事です。なので触りながら常に体の状態、心の状態を感じています。
そのようにとても敏細な職業であり、人の気持ちを出来る限り分かってあげる事がとても重要になります。
僕は八王子に来る前、千葉の治療院で働いていました!そこの治療院の目の前には線路が走っていて5分おきには電車が通る場所でした。
ある日、いつもの常連の患者さん(Kさん)と談笑しながら施術していました、そしていつものように電車が駆け抜けます。「ガタンゴトンガタンゴトン」かなりの騒音なので会話は全く聞こえません!この時ほとんどの患者さんは聞こえないのを知っているので話しを一時止めるのですが、その時は話しが盛り上がりKさんはガタンゴトンの中そんなの関係ないと普通にしゃべっていました。
・・・い、いかん!当然だが全く聞こえん!!・・・
実はこういうケースはしょっちゅうありました!しかしこういう時の雑談を再度聞き返すのもなんか微妙です、なのでそういう時はだいたい「ですよねー」とか「うんうん!」とか言って切り抜けていました。
・・・今回も「ですよねー」で切り抜けるしかない!・・・
電車が過ぎ去りKさんの話しもちょうど終わりました。
「ですよねー」僕はなにくわぬ顔で言ってのけました、するとKさんは「んまあーー!」と言っておしゃべり好きのKさんはそれから一言もしゃべらなくなってしまったのです!
・・・や、やっちまったー、Kさんはなにを言ってたんだ・・・
「私、最近太ってきたでしょう?」で「ですよねー」か?
「私の夫、最近浮気してるみたいなの。」で「ですよねー」か?
まさか「私、最近生きてる意味が分からないの。」で「DEATHよねー」なのか?
最後のだったらブラックが効いててアメリカ人なら「オーマイガッ!」とか言いながら大爆笑するものだが、ここは日本だ!日本ではどうしようもない奴だ!!というか施術者として最悪最低だ!!
今からごめんなさいというのもなんか違う気がするし「適当にですよねーと言ってしまいました。」と正直にいうのもこれまた遺恨が残ってしまいそうだ。
その後、僕は無言で一生懸命施術しました、いつにも増した集中をして!そしていつもよりだいぶ延長して!それが僕の出来る限りの誠意でした。でも結局、なんと言ったのかは分からず仕舞でKさんは帰っていったのです。
僕は嫌悪感に打ちのめされました、なんでちゃんと聞かなかったんだ!なんで耳を澄まさなかったんだ!って聞こえるかーー!!
何十回生まれ変わってやり直そうがあの時僕は聞き取れなかったことだろう。まあ聞き直せばよかったってだけなんですけどね。
僕はこんな場所に院を構えた院長をジーっと睨むことしかできなかったのです。
2008年3月 4日 朋ボディケア整体院 | 個別ページ






